蝉の渓谷(南牧村砥沢)

 

 南牧村の中央を流れる南牧川に架かる蝉橋周辺が蝉の渓谷と呼ばれ、南牧村砥沢に位置しています。
 橋を渡ってすぐ左側に駐車場があり、渓谷が見下ろせるようになっています。
 両岸には岩山がせり出していますが、下側は水の流れにより浸食され、意外に川幅は広がっています。
 この岩山は、秩父層群で構成され、緻密で硬い堆積岩ですが、硬さをもっている反面、衝撃に弱く砕けやすい性質を持っています。川幅が広がっているのは、大きな石が川底を砕きとり、河床面を下げていったと考えられています。
 渓谷の由来は、蝉は狭いところを流る水の意味で、狭い水が派生して「せみ」になったと言われています。
 周辺には、緑があふれ四季折々で豊かに表情を変える大自然を満喫することができます。
 また、渓谷入口には、金沢の俳人闌更が南牧の俳人を集め安永2年(1773年)に建立した「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」が刻まれた芭蕉句碑があり、「蝉の渕付芭蕉塚」として昭和53年に村指定名勝に指定されています。

案内マップ

蝉の渓谷(南牧村砥沢)

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