七日市藩邸跡(富岡市七日市)

 県立富岡高校の校地内に位置する七日市藩邸跡は、元和2年(1616年)、加賀百万石の大名・前田利家の五男利孝が、大阪夏の陣に幕府勢として出陣した際、その功労により幕府から千人扶持、本家加賀藩から2000人扶持を賜わり上州甘楽郡内の領地一万十四石を封ぜられ、入封したと云われています。

 藩主は12代続き明治四年の廃藩までこの藩邸(居館)に住み、廃藩後は、正殿・書院・玄関が残され、明治6年の英照皇太后・昭憲皇后の富岡製糸場行啓の折に御宿所となりました。

 その後、鏑川学校を経て富岡中学校、大正に入ると玄関に連なる書院を現在の位置へと移転し、その歴史を今に伝えています。

案内マップ

七日市藩邸跡(富岡市七日市)

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