結城力さん

露地ナス、下仁田葱・べか菜などを生産

　「祖父、父親と農業を営み、幼少の頃から手伝いをしていました。高校卒業後は、両親も健在なことから大学に進学しました。在学中に、農業をやってみたいと思ったのがきっかけで中退しすぐに就農しました。家業は原木シイタケでしたが、違う作目にチャレンジしてみたいと野菜栽培を始めました。今まで栽培したことが無いので、本やインターネットなどで調べ、指導センターやＪＡの講習会で学んだり相談しました。日々、勉強中ではありますが、品質の良い物を作っていきたいです。」と話してくれたのは甘楽町善慶寺の結城力さん（２３）。
　結城さんは、就農３年目の若手農家で、両親とともに露地ナス１０ａ、下仁田葱３０ａ、べか菜などの生産に取り組んでいます。
　良い物を作る上で心掛けていることは、「１日に２〜３回、畑を巡回し作物の様子を確認しています。畑の管理も重要で害虫や風よけ、農薬散布の拡散防止に緑肥としてソルゴーを育て、極力農薬を使用しないように心掛けています。」と話してくれました。
　苦労したことは、「台風や雨などで野菜が傷み収穫できなかったことや病害虫で売り物にならなかったことがあった。」と振り返りながら話してくれました。
　農業をする上での喜びは「品質の良い物が実り収穫できたときが嬉しい。」と答えてくれました。
　今後の抱負をお聞きしたところ「力を注いでいる『べか菜』が年間を通し出荷できるように管理するとともに行くゆくは栽培品種を１本に絞り年間出荷を目指していきたい。」と力強く語ってくれました。