篠原隆さん

キュウリを栽培

　「両親が農業を営み、幼少の頃から手伝いをしていました。特に家業を継ぐ話はありませんでしたが、物を作るのが好きで高校卒業後、栃木県の高等園芸研修所へ進学しました。栽培作物に合わせた研修所で、先輩がいたことからキュウリを専攻し、土作りから収穫まで1年3ヶ月を通じて学びました。卒業と同時にハウス1棟を建て、3年目に2棟目を建てキュウリ1本にしました。当時は、地元の諸先輩に相談し技術を学び、種苗会社と情報交換をしました。これからも現状維持し理想的な木の姿を目指しながら品質の良い物を作っていきたいです。」と話してくれたのは、富岡市中高瀬の篠原隆さん（64）。
　篠原さんは、就農45年目のベテラン農家で、家族やパートとともに22ａのハウスでキュウリの栽培に取り組んでいます。
　良い物を作る上で心掛けていることは「平均的に根が気持ちよく張れるような土作りと水分管理を心掛けています。」と話してくれました。
　趣味は、「ゴルフや旅行。奥さんと一緒に、毎年、海外旅行に出掛け、いろいろな国に行ってきた。」と振り返りながら楽しそうに答えてくれました。
　今後の抱負をお聞きしたところ「手の抜ける所は抜き、手をかける所は徹底的にして省力化を図り、夫婦そろって健康でずっと続けられるように頑張っていきたい。」と力強く語ってくれました。