岩井明さん

繁殖和牛を飼育

 

 「両親が酪農を営み、農家の長男に生まれ家業を継ぐのが当たり前で、幼少の頃から手伝いをしていました。高校生の時に父が経営規模を拡大したことがきっかけで家業を継ごうと決心しました。専門知識を学ばなくてはと考え、農林大学校に進み卒業後すぐに就農しました。仕事が好きなので苦労も感じず頑張ってきましたが、平成24年か25年の時に体調を崩してしまい酪農業を断念し繁殖和牛に変更しました。両親や近隣の諸先輩から学んだことを活かしながら研修会に参加するなど勉強中ではありますが良い牛を育てていきたいです。」と話してくれたのは妙義町中里の岩井明さん(62)。
 岩井さんは、就農42年目のベテラン農家で、奥さんと一緒に成育牛23頭、仔牛7頭の飼育に取り組んでいます。
 良い物を生産する上で心掛けていることは、「1日最低3回、牛舎に足を運び仔牛の状態を常に把握し個々の体調管理をしっかりするよう心掛けています。」と話してくれました。
 趣味は「量は少ないが仕事終わりの晩酌と気分転換のパチンコ」と笑顔で答えてくれました。
 今後の抱負をお聞きしたところ「今時の良い系統牛を新規入替え時に導入、交配することで同系統の育成牛を揃えていきたい。」と力強く語ってくれました。

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