山田徹平さん

サムライ・レッドスターなどのバラを生産  

 

 「両親が健在なことから高校卒業後、一般企業に就職しました。違う業種の仕事をしようと考えていた時に親戚の集まりがありました。そこで義理の叔父さんから後を継ぐ者もいないので、関心があるなら遊びに来てみないかと言われ、興味が湧き遊びに行きました。作業をしているうちに楽しくなり、休日になると手伝いをしていました。大雪の影響でハウスが潰れてしまい片付けをしている頃に叔父夫婦の家業を継ごうと決心し就農しました。当時は市場へ出荷するのが主流でしたが、新しいことにチャレンジしてみようと不安もありましたがネット販売をはじめました。品質の良いものを出荷するうえで、叔父夫婦や若手同業者に相談しながら技術を学び、講習会に参加して日々勉強しています。これからも市場とネット販売の両立ができるように品種を工夫しながら良いものを出荷していきたいです。」と話してくれたのは富岡市大島の山田徹平さん(38)。
 山田さんは、就農6年目の若手農家で、叔父夫婦と一緒に900坪のハウスで赤系のバラを中心に13品種の生産に取り組んでいます。
 良い物を作る上で心掛けていることは「バラは、野菜と違いハウス環境を制御することで良い物ができるので、施設の管理が上手くできるように心掛けています。」と話してくれました。
 今後の農業について「講習会に参加すると海外の方が多く、技術はこれからも改善できる。バラに関しては、若い方が生産しているので、これからも良い物ができ伸びていくのではないか」と答えてくれました。
 趣味は「特に無いが、1日の疲れを癒やす晩酌が楽しみ。青年部に加入しているので、仲間に誘われて飲む機会がある」と楽しそうに話してくれました。
 今後の抱負をお聞きしたところ「ネット販売に合う品種を取り入れるとともにしっかり農業1本で自立できるようにしていきたい。」と力強く語ってくれました。

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