今井泰雄さん

農作業受託

　「先々代から農業を営み農家の長男に生まれ、幼少の頃から手伝いをしていました。高校在学中に跡を継がなくてはという想いがあり、卒業後、すぐに就農しました。当時は、蒟蒻や養蚕、原木しいたけを生産していました。近隣の先輩や種菌メーカーに相談また指導を受け学び勉強しました。両親から『時代はいつでも同じではない。変化の先を見て暮らしなさい。』と良く言われていました。時代とともに養蚕や蒟蒻を辞め、原木シイタケ１本に絞り生産をしていました。順調に思えた生産も、父の他界、母の介護をしながらの出荷と負担がかかり農業を辞めざる得ない状況になりました。それでも、今まで培ってきた技術を活かし原木シイタケの農作業受託をしています。これからも作業受託に取り組み、地域農業の発展に力を注いでいきたい。」と話してくれたのは富岡市野上の今井泰雄さん（64）。
　今井さんは、就農46年目のベテラン農家で、生産作物は無いが地域農業の発展に力を注ぎ、農作業受託に取り組んでいます。
　趣味をお聞きしたところ「趣味では無いが、仲間との付き合いや話をしているといろいろな情報が入る。また、所要で出かけた時など、地域の風景、自然の変化を見て楽しむこと」と笑顔で答えてくれました。
　今後の抱負をお聞きしたところ「多くの人と付き合いながら仕事を頼まれれば手伝い、身体を大切にして元気で働いていきたい」と力強く語ってくれました。