三田修司さん

花壇苗、シクラメンの生産

 「両親が花の栽培をする姿を見て育ちましたので、子どもの頃から当たり前のように後を継ごうと考えていて、専門学校を卒業し研修を経て、すぐに親元に就農しました。就農後は、ハウスを増設して経営規模を広げ、経営の安定化に取り組んできました。」と話してくれたのは、富岡市岡本の三田修司さん(44)。

 三田さんは、就農20年目の担い手農家で両親と一緒に、1000坪のハウスでパンジーやニチニチソウ、キンギョソウなどの花壇苗やシクラメンの栽培に取り組んでいます。

 良い物を作る上で心掛けていることは「まわりの仲間と連絡を取り合い情報交換することです。常に新しい栽培技術を学んで、良いものは取り入れるようにしています。」と話してくれました。

 農業をやっていて良かった瞬間をお聞きすると「自分の作った花を嬉しそうに買ってくれるお客さんの姿を見る時です。ハウスの前で直売もしていますので、毎年、時期になるのを待って買いにきてくれるお客さんがいます。栽培を続けていく上での励みになります。」と嬉しそうに答えてくれました。

 趣味は「花ですね。他に趣味はありませんが、子どもがまだ小さいので、時間があれば出来るだけ一緒に遊ぶようにしています。」と笑顔で話してくれました。

 今後の抱負をお聞きすると「新型コロナウイルスの影響で取引のあった市場が潰れてしまうなど、厳しい販売状況になっていますが、ここを何とか乗り切り、これからも親から引き継いだ花の栽培を発展させていきたいです。みなさんコロナ禍で家にこもる時間が増えていると思いますので、こんな時こそ花で庭を彩り、心の癒やしにしてほしいです。」と答えてくれました。

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