斉藤勇さん
コンニャクや下仁田葱などを生産
「両親が農業を営み、幼少の頃から手伝いをしていました。農家の長男に生まれ家業を継ぐように言われていたので、高校卒業後すぐに就農しました。当時は、乳牛や養蚕を中心に営んでいましたが、時代とともにコンニャクや下仁田葱などに作目が変わりました。両親から栽培技術を学び、生産部会の諸先輩方に相談勉強しました。自分なりにいろいろ研究しながら技術を確立していきました。これからもお客さんに喜ばれる品質の良い物を作っていきたいです。」と話してくれたのは富岡市神農原の斉藤勇さん(80)。
斉藤さんは、就農62年目のベテラン農家で、コンニャク1ha、下仁田葱27a、玉葱27a、インゲンなどの生産に取り組んでいます。
良い物を作る上で心掛けていることは、「基本である土作りをきっちりすること。土壌診断を行い最適な施肥量や消毒を行う。もちろん日頃の管理をしっかりするように心掛けています。」と話してくれました。
苦労したことは、「作物によって違いもあるが、天候に左右されること。努力してもダメで収穫ができなかったこともあった。」と振り返りながら話してくれました。
農業をする上での喜びは「苦労しながら育てた物が実り良い物が収穫できたときが嬉しい。」と話してくれました。
趣味をお聞きしたところ、「趣味ではないが、仕事終わりの晩酌が楽しみ。量はそれほど飲まないが、1日の疲れが癒える。」と嬉しそうに答えてくれました。
今後の抱負をお聞きしたところ「体調管理をしっかりしながら、できる限り農業を続けていきたい。」と力強く語ってくれました。