小板橋章一さん
ジャンボインゲン・露地ナス・紅一点大根などの生産
「両親が農業を営み、幼少の頃から手伝いをしていました。中学生の時に両親が体調を崩してしまい、卒業後すぐに就農しました。農家の次男でしたが、兄を大学に進学させたいと思い、農業の傍らに運送業もしていました。当時は、蒟蒻やミョウガ、養蚕、原木シイタケなどを営んでいました。時代とともに作目を増やし、少量多品目の栽培方法に変わりました。両親やJA職員、種苗メーカー等に栽培技術を相談して勉強しました。これからも品質の良い物を作っていきたいです。」と話してくれたのは、富岡市原の小板橋章一さん(78)。
小板橋さんは、就農63年目のベテラン農家で、奥さんと一緒に60aの畑で、ジャンボインゲンや露地ナス、紅一点大根など年間100品種の栽培に取り組んでいます。
良い物を作る上で心掛けていることは、「消費者の立場で物事を考えながら栽培すること。自分が購入しないと思う物は出荷しないように心掛けています。」と話してくれました。
農業をする上での喜びは、「インショップの開始から出荷しているので、生産者仲間がいること。顔見知りの職員が親切に対応してくれた時などが嬉しい。」と笑顔で話してくれました。
趣味をお聞きしたところ、「昔はゴルフに行っていた。最近は、グラウンドゴルフに行くこと。」と楽しそうに答えてくれました。
今後の抱負をお聞きしたところ「聖護院大根やロマネスコの生産に挑戦するとともに体が元気なうちはインショップに出荷していきたい。」と力強く語ってくれました。