三田裕也さん
和牛繁殖の飼育
両親が酪農と繁殖の複合経営を営み、幼少の頃から仕事を見ていました。父の仕事に興味があり、農林大学校へ進学しました。卒業後は、島根県の牧場で2年、県内の牧場で3年ほど働き経験を積み就農しました。 県内の同業者仲間や農林大の先輩たちに相談し技術を学び、部会の諸先輩に話を聞くなどして日々、勉強中ではありますが、良い牛を育てていきたいです。」と話してくれたのは、富岡市岡本の三田裕也さん(29)。
三田さんは、就農2年目の若手農家で、両親と一緒に育成牛40頭、親牛50頭の飼育に取り組んでいます。
良い物を生産する上で心掛けていることは「毎日、様子を観察し、なるべくお客さんのニーズにあった牛を飼育するように心掛けています。」と話してくれました。
三田さんは、「県内の仲間とコミュニケーションを図り、情報交換などをして経営のレベルアップをすることが重要です。その手段として、和牛繁殖の後継者組織を立ち上げている最中です。」と話してくれました。
農業をする上での喜びは、「良い牛が育ち購入してくれた相手も喜んでくれたときが一番嬉しい。」と笑顔で答えてくれました。
趣味は、「野球。地元のチームに所属し、大会へ出場しています。」と楽しそうに話してくれました。
今後の抱負をお聞きしたところ「10年後には、頭数を100頭に増やすとともに牛舎の建替えや効率化を図りたい。また、牛にも人にもストレスがかからないような優しい環境を整え、肥育経営者から喜ばれるような子牛の育成をしていきたい。」と力強く語ってくれました。